※県外在住の元夫とは諸事情により離婚。その後徳島県で再婚。
※10年前までは車で片道8時間かけてこっそり生後2ヶ月で亡くした元夫との子供のお墓参りをしていた。しかし、年齢的に遠方への移動が困難になったのと、現在の夫と義母の心情を慮って、お墓参りに10年間行けてないのが気掛かり。精神的にもかなり落ち込んでいた。そんな或る日「手元供養」の事を知る。
※しかし手元供養品に納める「お骨」がない。元夫家族とは絶縁状態なので分骨は不可能。どうすれば良いのか?と、当社にご相談下さった。お話を聞いていく内に「臍の緒」は持っている事が分かり、それを納めて供養する事に。
※手元供養品を取り扱っている葬儀屋、仏壇・仏具店をご紹介させて頂いたのだが「既製品ではなく、この世で唯ひとつの物が欲しい」との事で当社にオーダー製作のご依頼を頂く。
依頼主様がクロスを好んでいる事、格闘技に興味があり少林寺拳法を習っていた事から、十字架と少林寺拳法のロゴマークを組み合わせたデザインをいくつか起こしました。「仏壇の様な御供物を置くステージは設けず
あくまでも普通のオブジェに見える様に」というご希望も含め、全体のバランス・強度・安全面などを考慮し、依頼主様と打合せの上デザインを決定。同時にご希望のサイズもお聞きして製作。
現在の家族に配慮して故人の名前などは見えないようにしたい。でも文字は入れたい・・・そんなムチャブリにもお応えしました!
子供さんの名前、生年月日、没年月日が本品裏側にあるスイッチをオンにすると浮き出ます!
子供さんを亡くされたのが4月上旬なので、この部分には桜の突き板を採用しました。
丘をイメージした土台部分には引き出しを設け、ここには本体と同様に臍の緒を納めたペンダントを収納出来る様にしました。
ペンダントは本体と同デザイン。材質はステンレスを採用。
加工しやすく安価である事や皮膚アレルギーをおこしにくい等のメリットがあります。
「いつも子供と一緒にいる様で安心感があり落ち着く。」
と、喜んでいただけました。